こんにちは
映画化される原作小説をご紹介します。
今日ご紹介する小説は『アイミタガイ』です。
漢字で書くと「相身互い」ですね。
映画のタイトルも小説と同じ『アイミタガイ』です。
著者は中條ていさんです。
4つの連作短編が最後の1作で見事に一つになります。ハートフルな作品です。
それではお伝えします。
映画化原作小説の記事まとめはこちらです
小説「アイミタガイ」のご紹介
中條ていさんの小説「アイミタガイ」をご紹介します
小説「アイミタガイ」のあらすじ
小説のあらすじ
毎朝同じ電車の同じ車両に乗る会社員の澄人、合格確実だった中学に落ちてしまった敦俊、トラブルメーカーのホームヘルパー範子、カメラマンの娘を事故で亡くした元学芸員の優作、そして9歳の時の両親の離婚が傷になり結婚に踏み切れない梓。彼らはみんな、人生の迷子になっています。傍目には平穏に過ごしているように見えても、それぞれの理由があって扉を開くことができず、一歩踏み出すにも踏み出せず、じっと立ち止まっているのです。でも、見知らぬ人の思いが巡り巡って、硬く閉ざされた扉を小さく叩き、彼らは進むべき道をたどりはじめます。気づかないほどのふれあいが誰かの心をそっとゆらし、それぞれの人生を大きく動かしていくのです。「定刻の王」「ハートブレイク・ライダー」「幸福の果実」「夏の終わり」の4つの物語が最後の「蔓草」で一つになる。心に沁み入る連作長編小説。
出典 アマゾン
おすすめのポイント
面白いです
いくつかの短編集です。
短編間の繋がりが無いのかと思っていたら、最後の短編でシッカリみんなと繋がっていくんです。
見事としかイイ様がありません。
こう言う構成の小説が大好きです。
結末は小説を是非読んでみて下さい
読者の声
読書メーターによせられた読者の声をお伝えします。
連作短編集。最初の短編は、もう読むのやめようか・・・とおもうほどつまらないのですが、2作目からは、引き込まれます。最後には、最初の短編もつながってくるので、それも込みで素敵だと思えます。短篇1・結婚を意識している男性サラリーマン。短篇2・私立中学の受験に失敗した小6の少年。短篇3・介護ヘルパーをしている女性。短篇4・両親が、生前の娘の行動をたどる。短篇5・父が浮気先で子どもを作ったことで、祖父母と嫁である母との生活が壊れてしまった女性。父のことから結婚に踏み切れず、祖母の仕組んだ出会いが彼女を・・。
sakuranohappaさん
中條ていさんのプロフィール
中條ていさんのプロフィールです
中條てい(ちゅうじょう てい)
一九五六年生まれ。三重県在住。南山大学文学部仏語学仏文学科卒業。著書に『ヴァネッサの伝言』『ヴァネッサの伝言 故郷』『空に、祝ぎ歌』(すべて幻冬舎ルネッサンス)がある。二〇一二年、斎藤緑雨文化賞長編小説賞受賞。
アマゾン
中條ていさんの作品
中條ていさんの小説作品一覧です
- 空に、祝ぎ歌
- ヴァネッサの伝言 故郷
- ヴァネッサの伝言
- アイミタガイ
参考 DMMブックス
映画「アイミタガイ」のキャスト・あらすじ
先ほどもお伝えした通り小説「アイミタガイ」は映画になりました
映画のタイトルも「アイミタガイ」です
映画「アイミタガイ」の予告編です。
映画の公式サイトは こちら です
映画「アイミタガイ」のストーリー
映画「アイミタガイ」のストーリーです。
ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。
公式サイト
一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と二人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。
出演
- 黒木華
- 中村蒼
- 藤間爽子
監督
草野翔吾さん ー
草野翔吾
「彼女が好きなものは」、ドラマ「こっち向いてよ向井くん」 ー
映画の公開予定は2024年11月1日です。
原作者の中條ていさんのコメントです
「相身互い」…あまり聞かれなくなった古い言葉ですが、今にも通じる日本人の心の在り方を表わした言葉だと大切に感じてきました。この「アイミタガイ」という言葉とその心が世代を継ぐ若い監督によって、切なくも温かな映画作品として生まれたことに感謝と喜びを覚えます。
公式サイト
中條ていさんの小説をもう一冊読むなら「ヴァネッサの伝言」
中條ていさんの小説をもう一冊読むならおすすめしたい作品は、「ヴァネッサの伝言」です。
悪魔が棲むという、ギガロッシュの果ての村。そこには天使の名を持つ青年がいた。時は中世。ヨーロッパ内陸部のある場所に、絶壁に囲まれた地があった。誰伝えたとも知れぬ恐怖伝説により、未だ固く遠く外界から閉ざされていた魔境ギガロッシュの果ての村から、類まれな美貌と才覚を備えた青年が一人、未来の扉を開くため外の世界へ赴く。奇跡から奇跡が生まれる。読み出したらとまらない心ふるえるヒューマン・ファンタジー。
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こちらはファンタジーです。
タイトルに惹かれますよね。
もう一冊の小説も探しやすいようにリンクを貼っておきますね。
まとめ
映画化された原作小説を紹介するブログ記事。
今日は中條ていさんの小説「アイミタガイ」をご紹介しました
本日ご紹介した小説はこちらです。
映画の公開予定は
2024年11月1日です。
原作者の中條ていさんのコメント
です。
未読の方は読まれてみてはいかがでしょうか
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