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映画化原作小説

『ある男』映画化原作小説 過去を消して生きる男の切ない願い!

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テキスト「ある男」

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こんにちは

最近見つけたお気に入りを、まだご存じない方にご紹介するコーナーです

今日は平野啓一郎さんの小説「ある男」です

それではお伝えします

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小説「ある男」について

平野啓一郎さんの「ある男」とはどのような小説なのでしょうか

小説のご紹介
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。

宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。
悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる…
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。

人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。

人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

第70回読売文学賞受賞作。キノベス!2019第2位。

出典 Amazon

作者からのメッセージ

『ある男』は、私の小説家生活二十年目のタイミングで刊行された長篇です。例によって、「私とは何か?」という問いがあり、死生観が掘り下げられていますが、最大のテーマは愛です。それも、前作『マチネの終わりに』とは、まったく違ったアプローチで、今回はどちらかというと、城戸という主人公を通して、美よりも、人間的な〝優しさ〟の有り様を模索しました。
「ある男」とは、一体誰なのか?なぜ彼の存在が重要なのか? 是非、ゆっくりこの物語を楽しんで下さい。

出典 平野啓一郎公式サイト

お気に入りのポイント

弁護士が依頼を受けて、無くなった「ある男」の過去を調べていく。

徐々に事実が明らかになっていく過程で、「ある男」の痛切な思いが読む者に伝わって来ます

切ない話ですが、わずかな時間でも幸せだった時間が持てたと思ってくれるだけでも、よかったと思えます

単行本の表紙も思わず引きつけられます

是非読んでみられてはいかがでしょうか

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小説「ある男」の著者「平野啓一郎」さんのプロフィール

小説「ある男」の著者平野啓一郎さんのプロフィールです

平野啓一郎
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。
2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2020年からは芥川賞選考委員を務める。美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。
2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『本心』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』『「カッコいい」とは何か』等がある。

2016年刊行の長編小説『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)は累計58万部を超えるロングセラーとなった。2019年に映画化。
2019年、『ある男』で読売文学賞受賞。

出典 平野啓一郎公式サイト

小説「ある男」の映画化について

実は小説「ある男」は映画になりました

公式サイトはこちらです

予告編も見ることが出来ます

映画「ある男」の解説・あらすじ

映画の紹介

読売文学賞を受賞し、累計21万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説×世界が注目する鬼才・石川慶監督×日本映画界屈指のオールスターキャストで贈る「愛」と「過去」をめぐる珠玉の感動ヒューマンミステリー。

弁護士の城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。

里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると 「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。

愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ‥‥。
「大祐」として生きた「ある男」は、いったい誰だったのか。何故別人として生きていたのか。

「ある男」の正体を追い“真実”に近づくにつれて、いつしか城戸の心に別人として生きた男への複雑な思いが生まれていく―――。

出典 公式サイト

主演 妻夫木聡さん

   安藤サクラさん

   窪田正孝さん

監督 石川慶さん ー蜜蜂と遠雷の監督ですー

劇場公開予定日は2022年秋でした

映画「ある男」は動画配信で視聴できる

映画「ある男」は、U-NEXTで見ることができます

平野啓一郎さんの「ある男」の次の作品は「本心」です。この「本心」も映画化されることになりました。「本心」の映画化については、 【本心】映画化原作小説~亡くなった母親をVF生成する近未来の話 にて詳しくまとめています。参考にして下さい。

平野啓一郎さんもう一冊読むならおすすめは「マチネの終わりに」

平野啓一郎さんの小説をもう一冊読むならおすすめは「マチネの終わりに」です

あらすじ

たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だった――

天才ギタリスト・蒔野聡史、国際ジャーナリスト・小峰洋子。

四十代という〝人生の暗い森〟を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に

芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死など、現代的テーマが重層的に描かれる。

最終ページを閉じるのが惜しい、至高の読書体験。

第2回渡辺淳一文学賞受賞作。

出典 アマゾン

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まとめ

最近見つけたお気に入りのご紹介コーナー。

今日は平野啓一郎さんの小説「ある男」をご紹介しました

映画も公開される予定です。未読の方は読まれてみてはいかがでしょうか

その他のお気に入り記事はこちらにまとめています

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ここまで読んで頂きありがとうございます。この後もお役に立てるサイトをご紹介しています。

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