こんにちは
最近見つけたお気に入りを、まだご存じない方にご紹介するコーナーです
今日は小川糸さんの小説「ライオンのおやつ」です
余命を宣告された若い女性が主人公のお話です
読んでいて魂を揺さぶられました
それではお伝えします
小説「ライオンのおやつ」とは
小川糸さんの「ライオンのおやつ」とはどのような小説なのでしょうか
小説のご紹介
男手ひとつで育ててくれた父のもとを離れ、ひとりで暮らしていた雫は病と闘っていたが、ある日医師から余命を告げられる。最後の日々を過ごす場所として、瀬戸内の島にあるホスピスを選んだ雫は、穏やかな島の景色の中で本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者が生きている間にもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫は選べずにいた。
出典 ポプラ社
原作者小川糸さんからのメッセージ
母に癌が見つかったことで、わたしは数年ぶりに母と電話で話しました。
電話口で、「死ぬのが怖い」と怯える母に、わたしはこう言い放ちました。
「誰でも死ぬんだよ」けれど、世の中には、母のように、死を得体の知れない恐怖と感じている人の方が、圧倒的に多いのかもしれません。母の死には間に合いませんでしたが、読んだ人が、少しでも死ぬのが怖くなくなるような物語を書きたい、と思い『ライオンのおやつ』を執筆しました。
おなかにも心にもとびきり優しい、お粥みたいな物語になっていたら嬉しいです。
出典 ポプラ社
主人公はホスピスに入所しました
ホスピスでは毎日誰かが、この世を旅立ちます
でも不思議とみんな笑顔で旅立っていきます
原作者の小川糸さんのメッセージにある通り、だれも死を怖がってはいませんでした
そして残された家族も、いつも側に旅立った人を感じて生きていくのです
でも、そこまでの想いになるまでには道のりは長いんですね
ホスピスの大切さを感じさせてくれる小説です
もし私が余命を宣告されたら、ここのホスピスに入所したいですね
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小川糸さんのプロフィール
小川糸さんのプロフィールです
小川糸(おがわ・いと)
1973年生まれ。2008年『食堂かたつむり』でデビュー。以降数多くの作品が様々な国で出版されている。『食堂かたつむり』は、2010年に映画化され、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。
2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』がNHKでテレビドラマ化され、『ツバキ文具店』と『キラキラ共和国』は「本屋大賞」にノミネートされた。
その他著書に『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』『ミ・ト・ン』など。
出典 ポプラ社
小説「ライオンのおやつ」はTVドラマになりました
実は小説「ライオンのおやつ」はTVドラマにもなりました
NHKのBSプレミアムで放送されました、ドラマのタイトルも「ライオンのおやつ」です
主演は土村芳さんです
公式サイトはこちらです
NHKでの放送は終わっていますが、動画配信サービス「U-NEXT」でなら見ることができます
BSプレミアムの放送だったので、見逃された方も多いかもしれませんね
U-NEXTなら無料トライアルで観ることもできますよ
全8話です
▶U-NEXTでライオンのおやつを見るストーリー
余命を宣告された29才の雫は、美しい島のホスピスで過ごすことを決めた。優しく流れる時間の中で、人生の価値を描き出す物語。
出典 U-NEXT
無料トライアルで全話を見ることができますね
まとめ
最近見つけたお気に入りのご紹介コーナー。
今日は小川糸さんの小説「ライオンのおやつ」をご紹介しました
TVドラマも放送されました。未読の方は読まれてみてはいかがでしょうか
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