こんにちは
映画「野生の島のロズ」の原作小説をご紹介します。
アメリカの児童小説です。
小説のタイトルは『野生のロボット』です。
原題は「THE WILD ROBOT」です。
著者はピーター・ブラウンでアメリカの作家兼イラストレーターです。
本書籍の挿絵も著者のイラストがふんだんに挿入されています。
翻訳は翻訳家の前沢明枝さん。すこぶる読みやすい翻訳です。
それではお伝えします。
小説「野生のロボット」のご紹介
ピーター・ブラウンさんの「野生のロボット」とはどのような小説なのでしょうか
小説のご紹介
原題:THE WILD ROBOT
あらしの夜、五つの木箱が無人島に流れついた。中にはどれも新品のロボットが一体ずつ入っていたが、こわれずに無事だったのは一体だけだった。偶然スイッチが入り起動したロボット=ロズは、島で生きぬくために、まわりの野生動物たちを観察することでサバイバル術を学んでいく。はじめはロズを怪物よばわりしておそれていた動物たちだったが、ある日ひょんなことからガンの赤ちゃんを育てることになったロズが子育てに孤軍奮闘しているのを見て、しだいに心をひらいていく。すっかり野生のロボットとなったロズのもとに、ある日、三体のロボットをのせた不気味な飛行船がやってくる。かれらの目的は? ロズの運命は?
出典 アマゾン
ロボットが野生動物たちとともに生きぬいていくこの物語はまた、環境問題など私たちをとりまくさまざまなテーマについて話し合うきっかけを与えてくれる。
読者の声
読書メーターによせられた読者の声をお伝えします。
貨物船から海に投げ出されたロボット。たどり着いた島で野生化し、育児を経験し動物達とのコミュニティを築いていく。ロズが感情がないわけでもありすぎる訳でもないのがバランスよい感じ。あとがきで著者が語っているようにロボットと野生動物は感情に左右されないという点においても似ているのかも知れない。育児を通して社会に受け入れられていく、子どもの成長と自立、集団で敵に立ち向かうなどテーマは人間の社会であり、読者である子どもたちがものを考えるキッカケとなる。ラストは自分の未来へ向け行動するロズが、たくましく希望がある。
あやさん
タイトルと表紙のイラストが気になって手に取りました。
「野生」と「ロボット」が結びつかないので気になりますよね。
本を開いてみて児童書だと分かりました。
もちろんお子さんに読んで欲しい本ですが、大人が読んでも十分耐えうる小説です。
宮崎駿さんの映画「天空のラピュタ」の世界に近さを感じました。
ロボットもここまで来たかという複雑な思いも抱きました。
大人が読むと、なんとなくそんな世界観のお話だと思いそうです。
挿絵も不思議な世界を醸し出しています。
是非子供たちに読ませてあげて下さい。
本日ご紹介する小説はこちらです。探しやすいようにリンクを貼っておきますね。
著者・翻訳者のプロフィール
著者・翻訳者それぞれのプロフィールをお伝えします。
著者ピーター・ブラウンさんのプロフィール
ピーター・ブラウンさんのプロフィールです
作家・イラストレータ-。『トラさんあばれる』(光村教育図書)、『ふしぎなガーデン 知りたがりやの少年と庭』(ブロンズ新社・2014年ボストングローブ・ホーンブック賞大賞)、『きょうふのおばけにんじん』(学研プラス・2013年コルデコット賞オナー賞)など著書多数。
出典 アマゾン
翻訳者前沢明枝さんのプロフィール
前沢明枝さんのプロフィールです
翻訳家、日本国際児童図書評議会理事。ウェスタンミシガン大学で英米文学、ミシガン大学大学院で言語学を学ぶ。訳書に『みっつのねがい』『いつもみていた』『ピンクだいすき! 』(以上福音館書店)、『家出の日』(産経児童出版文化賞推薦、徳間書店)『アメリカ児童文学の歴史―300年の出版文化史』(監訳、原書房)など。著書に『「エルマーのぼうけん」をかいた女性ルース・S・ガネット』(福音館書店)がある。
出典 アマゾン
映画「野生の島のロズ」のキャスト・あらすじ
先ほどお伝えした通り小説「野生のロボット」は映画になります
タイトルは「野生の島のロズ」です
映画の邦題タイトルは小説と異なります
映画、「野生のロボット」の予告編です。
映画の公式サイトはこちらです
制作会社は、「シュレック」や「ボス・ベイビー」「ヒックとドラゴン」シリーズなど、数々の大ヒットアニメーションを生み出してきたドリームワークス・アニメーションです。
映画「野生の島のロズ」の紹介
公式サイトから映画「野生の島のロズ」のストーリーをお伝えします。
あわせて特報映像も披露された。緑が一面に生い茂る野生の島で、指示を与えてくれるはずの人間のいない場所で偶然起動してしまった最新型アシスト・ロボのロズは、「ご用件をどうぞ」と語りながら島の中を進んでいく。
しかし、森の動物たちは警戒して近づいてこない。そんな中、偶然ロズは雁の赤ちゃんの誕生の瞬間に立ち会う。映像の最後には、ロズを「ママ」と呼んで額をタッチする雁の愛らしい姿に、思わず赤い光をロズは放つ。ロボットでありながら感情が生まれる瞬間が描かれ、物語の始まりを予感させる。
特報映像の中で描かれる島や森は絵画のように美しく、その描写について、サンダース監督は「古くは『バンビ』のタイラス・ウォンの絵や、『となりのトトロ』を始めとした宮﨑駿監督作品に登場する森に至るまで、様々なものを参考にしました」と明かしている。
引用元 映画.com
監督・脚本
監督・脚本は、ディズニーで経験を積み「リロ&スティッチ」(02)の監督を務め、ドリームワークスで「ヒックとドラゴン」(10)などを手掛けてきたクリス・サンダース。製作は、「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」や「カンフー・パンダ」シリーズのジェフ・ハーマンが務める。
出典 映画.com
本国の声優キャスト
本国の声優キャストには、ロボットのロズ役に「それでも夜は明ける」(13)で第86回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、その後も「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」(22)や「クワイエット・プレイス DAY 1」(24)などのルピタ・ニョンゴをはじめ、ペドロ・パスカル(『マンダロリアン』シリーズ)、キャサリン・オハラ(『シッツ・クリーク』シリーズ)、ビル・ナイ(『ラブ・アクチュアリー』『生きる LIVING』)、キット・コナー(『ロケットマン』)、ステファニー・シュウ(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)らが参加している。
出典 映画.com
劇場公開予定は2025年2月7日です
本日ご紹介した小説はこちらです。
ピーター・ブラウンさんの小説をもう一冊ご紹介
ピーター・ブラウンさんの小説をもう一冊ご紹介するなら、「帰れ野生のロボット」です。タイトルから予想がつくとおり「野生のロボット」の続編です。
「野生のロボット」を読み終えると絶対続きが読みたくなると思いますよ。
帰れ野生のロボットのあらすじです
ずたずたに破壊されてしまった「野生のロボット」ロズは、飛行船に乗って無人島をあとにした。向かった先は人間社会。ロズははたして生きのびることができるのだろうか? そして、息子のキラリや友だちのみんなに、ふたたび会うことができるのだろうか? 前作『野生のロボット』に続き、自然と科学、さらには人間社会のあり方についての問いかけに満ちた物語。
引用元 アマゾン
続編もリンク先をご用意しておきます
まとめ
映画化された原作小説を紹介する記事のコーナー。
今日はアメリカの児童書「野生のロボット」をご紹介しました
映画が公開されるのは、2025年2月7日です。
この翻訳本は大変読みやすいです
未読の方は読まれてみてはいかがでしょうか
その他の映画の原作記事はこちらにまとめています