こんにちは
映画化される原作小説をご紹介します。
今日ご紹介する小説は『線は僕を描く』です。
映画のタイトルも同じく『線は僕を描く』です。
著者は砥上裕將さんです。
両親を交通事故で失った喪失感の中にある大学生の青年が、水墨画と出会うことで再生していく物語です。
それでは詳しくお伝えします。
映画化原作小説の記事まとめはこちらです
小説「線は、僕を描く」をご紹介
砥上裕將さん「線は、僕を描く」とはどのような小説なのでしょうか
あらすじ
小説のご紹介
2020年本屋大賞第3位!
出典 Amazon
「ブランチBOOK大賞2019」受賞!
「未来屋小説大賞」第3位
「キノベス!2020」第6位
小説の向こうに絵が見える!
美しさに涙あふれる読書体験両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。
なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。
それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。
描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。
受賞歴
小説「線は、僕を描く」の受賞歴をご紹介します。
- 2020年本屋大賞:第3位!
- ブランチBOOK大賞2019:受賞!
- 未来屋小説大賞:第3位
- キノベス!2020:第6位
口コミ
自分の輪郭を掴む、というのは青春小説の王道たるテーマと言っていい。それを著者は、線が輪郭となり世界を構成する水墨画と見事に重ね合わせてみせた。こんな方法があったのか。青春小説と芸術小説が最高の形で融合した一冊である。強く推す。
――大矢博子(書評家)
出典 Amazon
水墨画という非言語の芸術分野を題材にした小説で、架空の登場人物が手にした人生とアートの関係性、時空をも越えたコミュニケーションにまつわる真理を、反発心や違和感など一ミリも感じることなく、深い納得を抱いて受け取ることができた。それって、当たり前のことじゃない。一流の作家だけが成し遂げることのできる、奇跡の感触がここにある。
――吉田大助(ライター)
出典 Amazon
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おすすめポイント
絵画や写真や音楽などを文章で説明するのは、大変なことなんだろうと予想します
それを作家の方は、なんなく描ききってしまうところが凄いことなんでしょうね
今回描かれているのは「水墨画」です
おそらく墨一色で描かれているのだと思うのですが、その凄さというか、魅力がしっかり伝わってきます
小説って凄いなって思わせてくれます
おまけ
「線は、僕を描く」はマンガにもなっています
マンガ内の水墨画は原作者の砥上裕將さんによるものとあります
実は砥上裕將さんは水墨画を描かれるのだと知って、納得ですね
200万冊以上が読み放題。初めてご利用の方は30日間の無料体験
砥上裕將さんのプロフィール
砥上裕將さんのプロフィールです
砥上裕將(とがみ ひろまさ)
1984年、福岡県生まれ。水墨画家。
温厚でおだやか。お年寄りの趣味と思われがちな水墨画の魅力を、小説を通して広い世代に伝えたいという志をもって、本作品を書き上げた。ウイスキーにジャズ、そして猫を心から愛する。
出典 講談社BOOK倶楽部
プロフィールに水墨画家とありますね
映画「線は僕を描く」のキャスト・あらすじ
「線は、僕を描く」は映画になりました
公式サイトはこちらです
水墨画の道具や用語が載っていますので、参考に見てみてはいかがでしょうか
へーって思いますよ
あらすじ
映画「線は僕を描く」のあらすじをご紹介します。
大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で水墨画と運命的な出会いを果たす。白と黒のみで表現された水墨画は霜介の前に色鮮やかに広がり、家族を不慮の事故で失ったことで深い喪失感を抱えていた彼の世界は一変する。巨匠・篠田湖山に声を掛けられて水墨画を学ぶことになった霜介は、初めての世界に戸惑いながらも魅了されていく。
スタッフ・キャスト
主演 横浜流星さん
清原果那さん
監督 小泉徳宏さん ー映画ちはやふるの監督ですー
映画は動画配信サービスで視聴可能
劇場公開予定日は2022年10月21日でした
映画「線は、僕を描く」はU-NEXTで見ることができます
砥上裕將さんもう一冊読むならこの小説
砥上裕將さんの小説をもう一冊読むならお薦めは、「7.5グラムの奇跡」です
あらすじ
国家試験に合格し、視能訓練士の資格を手にしたにもかかわらず、野宮恭一の就職先は決まらなかった。
出典 アマゾン
後がない状態で面接を受けたのは、北見眼科医院という街の小さな眼科医院。
人の良い院長に拾われた恭一は、凄腕の視能訓練士・広瀬真織、マッチョな男性看護師・剛田剣、カメラが趣味の女性看護師・丘本真衣らと、視機能を守るために働きはじめる。
精緻な機能を持つ「目」を巡る、心温まる連作短編集。
まとめ
最近見つけたお気に入りのご紹介コーナー。
今日は砥上裕將さんの小説「線は、僕を描く」をご紹介しました
もうすぐ映画も公開される予定ですので、未読の方は読まれてみてはいかがでしょうか
この作品はマンガも一緒に読むのもオススメかも知れませんね
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